マリルイ4 世界記録までの軌跡 ②
お久しぶりです。筆を取るのを忘れる程何かに没頭していました。
前回の続きを書いていきましょう。
前回ではメザメタウンの途中で終わりましたので
今回はメザメタウン後半→マクラディア戦まで書くことにしましょう。
前回:
メザメタウン後半
マリオに「壁を抜ける状態」を付けたので代わりにマリオは高さを保存する能力を忘れました。
つまり今マリオはジャンプをしても高さが間に合わない状態にあります。
またルイ―ジも回収しないといけません。
そこで回収する人はこちらになります。
この案内人に話しかけることでルイージを回収することが出来ます。
メザメタウンを脱出するためには「マリオとルイージの壁を抜ける能力」が必要です。
バイバイ大砲を手に入れたマリルイたちは壁を抜ける能力を身に着けるべくバグを起こしていく必要があります。
そのバグをどこで付与するのか?
→夢世界に入るあの儀式を起こすべく目的の場所へ行きます。
次の目的までに怖いポイントがここです。
このシーンですね。このシーンがRTA上ではとても怖い場面にあります。
先述したとおりマリオは壁を貫通する能力はありますが、高さを保存できません。
ただ写真を見るとマリオとルイージの高さが違います。
つまり。どうにかしてマリオの高さを低くする必要があります。
まず会話後にマリオを小さくするのですが、会話後にルイージが一度でもジャンプをしてしまうと高さが合わなくなりソフトロックになります。
ジャンプをしないでマリオを小さくしてもう一度キノピオに話しかけると高さが下がって移動できるようになるのでその一連の流れをしなくてはなりせん。その後パズルを解いた後、イベントを引き起こすためのセーブ&ロードを行うのですが位置の座標が確立していないので動画を参考にて割愛します。
ちなみに動画で行ったセーブが失敗するとイベントが始まらず続行不可能状態になりますのでとても怖いです。
その後ストーリーを進めていきます。
次に怖いグリッチはここです。
ここでは画面外でマリオを動かしバグを引き起こします。従来では任意のタイミングでマップを移動してマリオにバグの状態を入れていましたがtonkotsu氏が考案したメトロノームを利用し、タイミングを固定する事でバグを引き起こす事が容易になりました。
走者によって数える拍は違いますが私は12回拍を数えてマップを移動しています。
するとマリオに壁を貫通し高さを保存しない状態が付与されます。ここからルイージに同じ能力を付けてメザメタウンを脱出します。
ここまででWR記録では1時間47分台、自己bestは1時間46分台です。
次にパジャマウンテンに行きます。
パジャンマウンテンに行く目的はフラコプターの回収と「スピンドリル」、「スピンジャンプ」、ミラクルイージアクション「ホバリング」の回収です。
序盤は山頂への道を開通させ、ファイターウェアを回収して、スピンジャンプを回収し、ホバリングを手に入れ山頂へいきます。
山頂からは夢パジャマウンテンからテクテクブーツを手に入れます。
テクテクブーツでは3DSの万歩計の機能を利用するブーツです。1万歩歩くことでテクテクブーツのpowが+130されます。最強ですね。
空中を移動する能力はメザメタウンと同じ要領で行いますが今回はマリオの姿は見えているため入りやすいです。
ここではマリオとルイージでバグの能力が違います。
マリオ:空中を歩く能力・壁を抜ける・高さを保存できない状態
ルイージ:空中を歩く能力
を持っています。高さを保存できない能力の都合上ルイージがジャンプをしてしまうと高さが変わってしまうため続行不可能状態になります。且つアタックピースは高さを変えないといけないのでこの続行不可能状態と常に戦いながら進んでいきます。
ではジャンプをしてはいけない。ということはどうすればいいのか?
→スピンジャンプ・スピンドリルを利用していきます。それぞれの特徴を書きに記します。
スピンジャンプ:地面の高さにマリオを持っていくことが出来る。
スピンドリル:壁を抜けて壁の上の地面に着地することが出来る。
このアクションを駆使しフラコプターを回収すると次はボスに挑んでいくことになります。ちなみにパジャマウンテンでは続行不可能になる所が30か所程度あります。
フラコプターを手に入れたら終盤に入ります。終盤ではボス攻略がメインになるのでボスを攻略するためアイテムを購入します。
マクラノ城で3100コインまでモノを売り以下のアイテムを購入します
・シルバーバッジ
・マスターバッジ
・ウイルスバッジ
・リスキーバッジを購入します。
そしてそのバッジは以下の組み合わせにします
・リスキーxシルバー:相手も見方も与えるダメージを増やす
・ウイルスxマスター:相手の守備力を下げる
です。ムユーウッドに入っていきます。まだグリッチ状態をもっているので慎重に行っていきます。
ムユーウッドでは1番目のエリア、2番目のエリア、4番目のエリアで壁を抜けます。
さて奥地に進んでいくと約1時間ぶりの戦闘になります。
研究の歴史
ここで今年9月大きな変化がありました。
従来ではモンスターのエンカウントの都合上マリオlv8、ルイージlv7or8になっていました。RTAルートではルイージがlv7でも次のボスを倒せるようなルートを組んでいました。またBPの都合上ブラザーマメを2つ回収していました。そして次のボスのマクラディア戦では7ターンを掛けて相手の攻撃をすべてカウンターをするルートで組まれていました。マリオは体力の都合上マクラディアの攻撃を1回耐えることはできますが。それでも2回行動に加えカウントダウン攻撃をもつマクラディアは当ゲームではとても難しいものでした。カウントダウン攻撃ではカウンターの回避率を上げるためポーズバッファを使って安定を取るなどしていました。
今年9月に上記の問題を大きく解消する変化がありました。
この戦闘にはいるときの装備はEXPブーツ、テクテクブーツになります。EXPブーツには当てた回数分経験値が増える仕様です。いつもであれば与ダメージの都合上、EXPブーツを履かないキャラが戦闘開始にジャンプスタートをしていましたが、筆者が検証した所、ジャンプスタートの時のダメージにもEXPブーツの効果があると判明しました。この効果で戦闘を終えると少なくとも1040の経験値が入ります。この数字が大きいものでルイージのlv8になる必要経験値量は1039です。つまりルイージはどのエンカウントでもlv8になることが判明しました。
ここから一気にルートが進みました。この歴史について詳しく書いていきましょう。
まず初めにマクラディアはHP1673 自爆フェーズがHP300なので1373のダメージを与えれば相手の攻撃はしなくなります。
7ターン掛かっていた時はシロップを使ってひたすらブラザーアタックで押し通すものでした。
まず初めに私が目に付けたのはHPの調整です。計算をしてみるとかなり超過することがわかりましたので超過分を削り切り6ターンにすることが出来ました。
tonkotsu氏によるBP28ルート、マリルイ共にカチカチボディも考案されたり、powスカーフを外してもいいのではないか?という声も上がるなど毎日話題が尽きませんでした。
次にルイージ攻めの意識に変わったこと。
バイバイ大砲とフラコプターでは約9秒前後フラコプターの方が早いとされているのでルイージで攻撃を行っていたりシロップを1つにしたりと改善が重ねられていました。
そこに海外走者のSnodeca氏による両翼破壊ルートというものが考案されました。
両翼を破壊するとマクラディアが弱る特徴を利用した攻略法です。両翼を破壊するために必須のダメージが172になります。ルイージlv7の都合上そのようなことは決してできませんでしたがlv8になると使える戦法でした。そのためマリルイカチカチボディルートではなくpowに全部振り切った超攻撃型のステータス調整をすることになり、powスカーフはもう一度取るようなル―トになりました。すると今まで与えるダメージが165で限界だったところが174まで与えられるようになり両翼をスムーズに倒すことが出来ました。そこでさらなる研究を重ねたところ、5ターンで倒せるようなルートになりました。つまり、相手の攻撃も両翼を折るまで1回行動に抑えることで12回あった脅威を3回まで減らすことができました。
上記の研究結果によりマクラディア戦が3~4分前後短縮することが可能になりました。
またマメの回収も0になりました。
tonkotsu氏、Snodeca氏並びにマリルイ4の研究に携わっていただいた皆様に感謝申し上げます。
次回はムユーウッド、ドリームクッパ戦について書きます。
tonkotsu氏による解説記事:
こちらも是非一読していただければと思います。
筆者情報
ref417 RTA走者
メインRTA:マリオ&ルイージRPG2,3,4,MIX ファイナルソード any%,100%等